D365BC G/L Register Noが各種元帳に追加された


待望の機能が2026 Release Wave2でリリースされました。なんと、”G/L Register No.”が会計元帳明細や得意先元帳明細などの各種元帳明細のテーブルとページに追加されています。これは10年以上前から追加してほしいと思っていた待望の機能です。Microsoftの公式なリリース情報では確認できないので、正確には”リリースされたようです”と書くべきなのでしょうが、Cronusのデータと挙動を見る限り間違いないと思います。

先日、Business Centralのv29Preview版が公開されたので、いつものように追加されたテーブルと項目を比較表に纏めて眺めていたところ、”G/L Register”という単語が目に入りました。追加された項目とテーブルをPivotにするとこんな感じです。(A列B列が項目名、C列D列がテーブルです。)
会計元帳明細、仕入先元帳明細、詳細仕入先元帳明細などに”G/L Register No.”が追加されています。

これはもしかして、、と思ってG/L Registerページを開いて1行選択し、”General Ledger”ボタンをクリックして会計元帳明細に飛んでみます。

”G/L Register No.”列がありました! (この興奮、伝わるかなw)
ご丁寧にも”Entry No.”の隣に”G/L Register No.”が表示されています。(これが何がすごいのかは最後に書きますね。)

G/L Register画面に戻って”Vendor Ledger”ボタンをクリックして仕入先元帳明細を見に行きます。

”G/L Register No.”列がありました!
こちらも”Entry No.”の隣に”G/L Register No.”が表示されています。

”Detailed Ledger Entries”ボタンをクリックして詳細仕入先元帳明細画面に行きます。

残念ながら画面に”G/L Register No.”は表示されていません。。

テーブルにはデータがあるはずなので、Ctrl+Alt+F1でPage Inspectionペインを表示します。項目は存在するのですが、肝心のRegister No.はセットされていません。まだ工事中なのかもしれません。

G/L Register No.は簡単に言うと”転記ボタンを押した瞬間に採番されるユニーク連番”です。G/L Registers画面を見てもらうとわかりますが、①いつ、②誰が、③会計元帳明細の何番から何番まで、転記したかがわかります。会計元帳明細や仕入先元帳明細などの各種元帳系の”Entry No”もユニークな連番ではあるのですが、どの明細とどの明細が1回の転記操作でまとめて登録されたかは把握できないんですね。(一応”文書番号”というものがあるにはあるのですが、実は頑張れば重複させることもできたりして監査耐性的に微妙な点があったりします。)

で、システム間連携などで”この元帳明細たちが一つの転記で作成された”を把握するには”G/L Register”テーブルを見に行くしかなくて、これがまた元帳明細番号をFrom-Toで持っているので”この元帳明細に紐づくG/L Register No.”を求めるのは結構面倒なんですよね。元帳明細のテーブルに”G/L Register No.”を持っててくれたら元帳明細テーブルを見るだけで済むのに…ということを私は10年前にNAV-SAPインターフェースの設計をしたときに強く思いましたし、世界中のBC技術者の何割かは同じことを思ってコミュニティーとかで発信したり、自作のカスタマイズプログラムを書いたりしていると思います。(多分、きっと)

ということで、この興奮ぶりが伝わるかどうかわかりませんが(笑)、少なくともインターフェースの設計は非常にシンプルにできると思いますし、監査的にもうれしい改修だと思います。対象の元帳明細がまだ少ないのが気になりますが、今後増えるのではないかなと期待します。

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