2026 Release Wave 1で品目バリアントに属性情報を定義する機能が追加されましたので、今回はPreview版で機能を調査した結果を紹介します。品目にサイズや色や材質などの属性を登録する機能は従来からありましたが、今回の新機能はバリアントごとに属性情報を登録できます。
新機能のソースはこちら:項目バリアントの項目属性を定義する | Microsoft Learn
※公式の日本語訳が”項目バリアント”、”項目属性”になっていますが、英語だと”Item Variant”、”Item Attribute”なので、”項目”よりは”品目”と訳すのが自然だと思われます。
では実際に挙動を見ていきましょう。品目バリアントを呼び出すところまでは前回の記事(D365BC 品目バリアントに画像を追加 | IT長のネタ帳)を参照してください。
まずは先にV27から見ていきます。品目バリアント画面のメニューはこうなっています。”Attributes”ボタンはありません。

V28で前回登録した10周年記念のバリアントのカード画面を開きます。”Attributes”ボタンが追加されています。クリックします。

既にいくつかの属性が定義されています。これはバリアントの元品目の属性がそのまま継承されているだけです。モデルの年度という属性があります。これを変更してみましょう。

元の値とは異なる年を適当に入れます。今回は2016にしてみました。

標準のバリアントのモデル年度はそのままにしておきます。

バリアントの一覧画面に戻ります。情報ボックスに先ほど変更したモデル年度が反映されています。

標準のバリアントには元のモデル年度が反映されています。

さて、品目一覧画面ではどのように処理されるでしょうか?
属性情報は検索性を高めるという役割があるので、モデル年度で検索してみます。品目一覧画面で”Filter by Attributes”クリック。

フィルタする属性項目を選択。

属性の値を指定。まずはバリアントの元品目のモデル年度を指定。

先ほど設定した品目がヒットしました。こんな感じで属性を使ってフィルタをかけることができます。

次に、バリアントで変更した属性の値を指定。

残念ながらフィルタの検索結果には出てきませんでした。

フィルタできて欲しい気もしますが、できるほうが正解かというとそうとも言えない気もします。
微妙なところではありますが、バリアントの属性でフィルタをかける場合、元品目でしかフィルタがかからない、ということを念頭に置いて使いこなすしかないな、と思います。
皆さんもぜひ試してみてください。